2. 撮影現場 |
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《Staff》
自分としてはすごく楽に、安心して出来る、逆に私が何もしなくてもどんどん進んでいくスタッフというか、そういう意味でも信頼しきってお任せできるスタッフですね。
思ったより絶対にいいものがアウトプットされるっていうチームなんで、そういう意味ではすごく安心でいられます。
目標としていることは、やっぱりいいものが出来るっていうことですよね。最終的に完成したものがよくないと、全てのプロセスがわやになっちゃうんで。一番気を使って一番気にしているのは、どういうものが出来上がるかなあということです。あとは色々。だから、現場が楽しいっていう事も上がりと関係していて、現場の雰囲気とかスタッフの関係とかは、フィルムに映ると私は思っているので、環境が楽しかった現場っていうのはつまんなかった現場よりもベースにいいものが映っている感じがするんで、それはすごく大事だなあと思っています。 |
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《Staff》
今回一番色々気付いたところは、育ての親に任せてばかりではいられないっていうのだったんだけど、ま、当たり前っちゃ、当たり前で。峰岸さんは、「このカットはどうしましょうか?」って、言う訳ですよね。当たり前ですよね。ディレクターにそう聞くのは。なんか「楽しそうな感じで、自由にやって下さい。」っていう感じでやっちゃおうかなって思ってたんですけど、そうすると峰岸さんも困った感じになって、「楽しそうにっていっても色々あるでしょ。どう楽しそうなの?この子はどんな子なのよ?」っていうのを色々聞かれて、「あ、そうか。俺がそれ、決めるんだ。そういや、そうだったな。」っていう。そういう細かいことが、特に峰岸さんとは多かったな。やりとりの中で、「あ、そうそう。俺、ディレクターだった。」と気付くことが多くて。
うーん、やっぱしね、ディレクターって、考えてコンテを書いたり話を書いたりっていう、今回キャラも作ってっていうのもあったけど、最初になんか考えるっていうのが一番メインの仕事で、あとは多くの人がいないと出来ない仕事で。一緒にやってる周りのみんなが、まあ勝手にやるっていうか、お任せ部分だよね。自分のアイディアはねえ、限界もあるし、周りの人にいろんなアイディアを出してもらって、よければそれを採用さしてもらえれば、僕にとっては得が多い。もし違っていれば、違いますと言えばいいことなので、なるたけ勝手にやってもらって、「いいとこどり」っていうのを狙うというですね、演出術なんですね。
あとは今回、僕が最後のエンドロールのところのアニメーションをやらせてもらって、立体アニメーションを自分でやるのが初めてだったんで、それが面白かったですね。 |