1. 企画 |
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《Staff》
「こまねこ」は写真美術館での公開撮影が先に決まっていて、ではそこで何をやるかっていうのは、松本さんの方から「なんか、考えて」っていう、非常にアバウトな「なんか、やりたいことあったらやれば」ぐらいな感じでしたね。とにかく、みんなが夢中になれる題材ってことから考えたという感じですね。
撮影をやっている時のことをネホリハホリ思い出して、眠かった時のこととか初めてやった時のすごくワクワクした感じとかを思い出しながら、コンテを描くエネルギーにしていったというか。 |
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《Staff》
こういう場で発表されるお話を作って欲しいということは合田くんには話したんですけど、もうまったくお任せですね。
合田くんが自由にやって、合田くんの好きなものをぽんと出してもらったときにどんなものが出るかっていうことの方が楽しみだったんで、今回は純粋にどういうものを生むのかじっと待っていて、出てきたものを見て「おお」って思ったという感じですね。 |
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《Staff》
自分が面白いと思った物は、面白いと信じてやるしかないと思うんだけど。自分は面白いと思って、自分が共感できて、ってことのみを頼りに。自分にはそれしか拠り所がないんでね。
企画をする時の決まり事は、ちょっと、チャネリングみたいな感じなんですよ。お題があって、こまねこの場合だったら、撮影っていういつもやっていることだったり、そのテーマから何かあるかなと思った時にぐわぁーと考えると、身近にあったちょっと印象的なこととか、子供の頃にぐーっと戻ってその時あったこととかをばーっと思い出して、でそれをドンドンドンドン濃く思い出していってそのエッセンスをなんか作品に入れる。入れるっていうか、そこから作品を作っていくという方式が最近はまっていると思いますね。
言葉からからの発想じゃなくて、感覚的なことっていうのをできるといいなと思っていて。「雪は白い」とか「寒い」とか「冷たい」って事ではなくて、雪が降った時にコートがすごく湿って重たくなったとか、手袋が冷たくて指の先がしびれたとか、ウールの手袋がちょっと変な臭いがしたとか、そういう、言葉じゃなくて実際に体験したことのあるっていう感じっていうのを、出したいなと思っているんですけどね。自分が感じたことのあることだと、なんつーか、自分オリジナルじゃないですか。
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