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ストーリー

はじめに
制作準備開始
公開撮影
仕上げ〜完成
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vol.2 公開撮影 こまねこメイキングストーリー
1.写真美術館での公開撮影2.撮影現場
2. 撮影現場
みねぎしひろゆき 《Staff》
今回、ワンカットが長いものがあったって言うのは、芝居しなきゃいけないっていう部分が非常に重要な要素になってくるんで、その分アニメにするのに楽しめる部分が大きかったっていうのはあるけど。逆に言えば難しかった。
そのカットの合田さんのイメージを一応伝えてもらって、それで動きをつけていくわけだけれども、細かい動き・芝居に関してはこっちに任せてもらって、そのカットの言いたい事、一番重要な部分は合田さんと話してそれだけをおさえるようにしてっていうやり方。
今回特に長い芝居が多かったんでちょっと任せてもらわないと駄目な部分がかなりあったんで。基本的には合田さんのビデオコンテもあったし。
事前の打ち合わせはほとんどしなくて、現場で、こういう動きつけていこうかという話で。前まえからこういう風にしようって考えている部分は合田さんの中にあるから、それプラス現場での色んなアングルなり全部、合田さんがその場で考えていくっていう形で芝居に反映させたんだと思うんだけれども。 今回はこまねこ一体、あと小さいの二体。キャラクターが少なくて一体がメインで動くという事だったんで、考える時間も充分にあったし作業する時間もありその分アニメーションの作業に集中出来たっていうのはありますね。
一番気を使っているというか、一番やんなきゃいけない事なんですけども、その1カット撮影する時に、監督のイメージをどれだけ人形で表現出来るか、ということが一番難しくてやんなきゃいけないことなんじゃないかと思ってます。
《Staff》
(photo by Tsuneo Goda)
 
あくまでアニメーターがスムーズに出来るように補助をしているだけなので、本来はアニメーターが自分でやってもいい作業なんですね。時間が短い間でやるためには、そこは分業してやったほうがはやいんです。
この現場ではみなさんがやっぱりキャラクターを好きで愛情をもっていらっしゃるということと、撮影が長いと少人数なので家族的なまとまりが出てきますよね。よく見学にいろんな方がいらっしゃるんですけど皆さんスタジオの雰囲気がいいんですねっていいますよね。スタッフの雰囲気がまとまっているのがよくわかるらしくて。感じいいですよと。
ふくみひろし 《Staff》
ひとつの部屋だけっていうシチュエーションだったんで、ある意味ではカメラも照明も大きな変化もつけられないんで、難しかったですね。同じようなトーンをいつも作りつづけなければならないっていうのが課題でした。
あとは、初めてのキャラクターだったんで、こまちゃんがどういうお芝居をするのか、どういう撮り方が一番可愛いのかが見えなかった分、それを探して監督と話をしているのが楽しかったです。

長い撮影ですからね、合田さんのひとつの表現をするのに何時間も待って、たったひとつの表現しか得られないコマ撮りじゃないですか。もうワンテイクいきましょうってなかなか言えない。だからものすごく考えて、峰岸さんもあれだけ時間をかけて、合田さんの表現を再現しようとしているので、そういうのを撮っていることはやっぱりもう一回はないし、そういう意味では緊張します。できることはなんでもやんなきゃ。合田さんのやってみようっていうことはなんでもやらなきゃって思っているつもりです。
ながさかまさふみ 《Staff》
この現場だと照明部がいなくて自分たちでライティングが出来るっていうところが楽しいところであり辛いところかなあと。あと、撮影部も二人でやってたりするんで普通と比べて自分がやらなければらないっていうところが多く感じるところはある。照明部がいないっていうところでは、好きなようにライティングしていろんな事ができるっていうところもあるんですけど、照明部でないと考えられないライティングが思いつかなかったりするんで、そういうところがマイナスかなあっていうのはあります。

またコマ撮りは、アングルを決めるのも、現実的に無理なアングルでも入りやすいというのがあります。人だったら、俯瞰に入るにはカメラを真上に乗せないといけないのを、コマ撮りだったらセット自体を90度回転させて俯瞰に見せることが出来るというのは、びっくりしました。
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1.写真美術館での公開撮影2.撮影現場

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